子犬がドッグフードを食べない原因とその対策

「愛犬が急に食事を取らなくなった」
「食欲が減衰して食べる量が減った」

こんなとき、飼い主さんであれば誰でも慌てるものです。

とくに、子犬の時期の食事は体の成長のために非常に重要になります。

まだ小さいのに急にご飯を食べなくなれば、心配で気が気でないかもしれません。

子犬がフードを食べなくなるのには、一体どんな理由があるのでしょうか。

この記事では、子犬がフードを食べなくなる原因について考えていきます。

  • なぜフードを食べなくなるのか
  • 病気かどうかどう判断すればよいのか
  • フードを食べないときの対策

以上のような内容を紹介します。

愛犬の食事量が減っていて困っている飼い主さんには参考になる内容です。

ぜひご一読ください。

子犬がドッグフードを食べなくなる原因

子犬がフードを食べなくなるという現象には、一体どんな理由があるのでしょうか。

一般に、子犬の食欲不振の原因は多岐にわたります。食習慣からくるもの、子犬の時期特有の原因があるもの、健康状態に以上があるものなど様々です。

ここでは、子犬の食欲不振の理由になり得る要素について、代表的な以下の5点を紹介します。

  • 実は食欲が落ちているように見えるだけ
  • ストレスで食欲が落ちている
  • 嗜好性の高いおやつを与えている
  • 乳歯の生え変わり時期を迎えている
  • 口内に異常がある

一つずつ詳細を見ていきましょう。

実は食欲が落ちているように見えるだけ

犬の食事量には、成長フェーズに応じてある程度の増減が見られます。

そのため、実際には食欲は落ちていないのですが、食事量が落ち着いたことから食欲が減衰しているように見えることもあるのです。

子犬の食欲は、生後4ヶ月から5ヶ月に向かって増え続け、そのあとは徐々に落ち着く傾向があります。

おうちの子がその月齢に差し掛かっていれば、単に時期に由来するものかもしれません。

自然な食欲減衰か、異常事態かの判断がつかないようであれば、フードの量を計測してみてください。

生後120日以降から成犬になるまでの食事量は、体重の2.5%から4.0%程度が適切と言われています。

この範囲内の食事量であれば、異常事態と判断するのは早計かもしれません。

ストレスで食欲が落ちている

ストレスは犬の食欲減衰の原因になります。

もしかすると、日々の生活で何かしらのストレスを感じており、ご飯を食べたくないのかもしれません。

犬がどんな点にストレスを感じるかは性格による個体差が大きい要素です。

代表的なものであれば、以下のようなものが挙げられます。

  • 住み慣れた家から引っ越した
  • ブリーダーのところから来たばかりで母犬や兄弟が恋しい
  • 構われすぎてストレスがたまっている

子犬の生活環境に、ストレスの原因になりそうな要素がないか確認してみましょう。

嗜好性の高いおやつを与えている

可愛いパピーを前にすると、ついつい甘やかしておやつをあげたくなりますよね。

子犬のおやつはしつけのツールやコミュニケーションの手段としても活用できるため、積極的に利用していくことが推奨されます。

ただ、子供の頃からおいしいおやつを頻繁に与えていると、いつものフードを食べなくなるリスクが懸念されます。

愛犬が喜んでくれるのは嬉しいものですが、子犬の頃は特におやつの量や与え方を工夫しなければなりません。

商品によって違いはありますが、おやつとして売られている市販の商品は、子犬には少々嗜好性が高すぎるきらいがあります。

おやつを与える場合、いつものフードと同じものを間食として与えるか、加熱した野菜などを使うとよいでしょう。

乳歯の生え変わり時期を迎えている

犬にも、人間の子供と同じように乳歯の生え変わり時期が存在します。

永久歯との抜け代わりが始まるのは、おおむね生後4ヶ月くらいからです。

生え変わりの時期は、口の違和感から食欲が落ちたり、永久歯が生え揃わないことから食べにくそうにすることがあります。

歯の生え変わりは異常のサインではないので、基本的には様子を見つつ普段通りの食事を与えて問題ありません。

あまりにも食べにくそうであれば、一時的にウェットフードメインの食事に切り替えても大丈夫です。

4ヶ月頃の子犬が、口に違和感があるような動きをする場合、口を触るトレーニングも兼ねて歯のチェックをしてみてください。

口内に異常がある

口に何かしらの異常を抱えており、うまく食事を取れないことも考えられます。

乳歯と永久歯の抜け代わりがうまくいかず乳歯が残存している場合や、口内炎ができるといったトラブルが代表的です。

子犬がフードを食べなくなった場合、口のチェックをしてみてください。

口内炎などで痛みがある場合、口に触れられるのを異常に嫌がることがあります。

口内の健康チェックをするときは、以下のようなポイントを確認してみてください。

  • いつもと違う口臭はないか
  • 唇からの出血やただれは見られないか
  • 口内に腫れは見られないか

該当する場合は、何らかの口内トラブルを抱えている可能性があります。

かかりつけの獣医さんに相談してください。

病気かどうか迷った際にチェックするポイント

子犬が食欲不振に陥った際、まず判断したいのが「体に異常があるかどか」です。

基本的には獣医師に相談するのがベストですが、ご家庭でもチェックできるポイントはいくつかあります。

かかりつけの先生に相談するときも診断の役に立ちますので、あらかじめチェックしておきましょう。

  • おやつとフードで食欲に差はあるか
  • 不自然に口を動かしていないか
  • 便や体重などに明らかな異常はないか

ひとつずつ見てみましょう。

おやつとフードで食欲に差はあるか

おやつとフードをそれぞれ与えてみて、食べるスピードや食欲に差があるかチェックしてみてください。

フードを食べず、おやつだけをパクパク食べる場合、単に口が肥えてしまっているだけかもしれません。

このようなときは、再びフードを食べさせるトレーニングが必要です。

まず、フードを出す時間を決めてしまいます。

15分から20分たっても口を付けないときは食事を下げてしまいましょう。

次の食事の時間までは、ねだられてもおやつやフードを与えません。

空腹に刺激されて食べるようになれば、徐々にいつものフードに慣れて食欲も戻ってくるでしょう。

不自然に口を動かしていないか

何も与えていないのに、口をもぐもぐ動かし、くちゃくちゃと噛むような動きはしていませんか。

また、歯や唇を家具などにこすりつけていないでしょか。

こういった動きがある場合、口に何かしらの異常があり、違和感や痒みを感じているのかもしれません。

ただ、こういった行動は乳歯の生え変わりでも見られます。

心配であれば、食事をウェットフードに切り替えて食欲を確認し、歯と口のチェックをしてみましょう、

便や体重などに明らかな異常はないか

体重や排泄物は、犬の健康のバロメーターになります。

糞の異常や、体重の異常な推移がないかチェックしてみましょう。

内臓に異常があったり、体調が悪い場合、以下のような特徴の便を出すことがあります。

  • 下痢をしている
  • 血の混じった便
  • 黒いタール状の便
  • 粘液のようなものが一緒に出ている
  • 緑や白など色に異常がある便

おかしな点がある場合、外からは分かりにくい病気にかかっている可能性もあります。

体重の激増や激減、糞の異常が見られる場合は早めに獣医師の診察を受けてください。

子犬がドッグフードを食べないときの対策

子犬が食欲不振に陥った場合、飼い主はどのように対策をすればよいのでしょうか。

この章では、ご家庭でできる範囲の「ストレス」と「食習慣」が原因の食欲不振対策を紹介していきます。

  • ストレスの原因を取り除く
  • フードやおやつの与え方を工夫する
  • 判断が難しい場合は獣医師の診察を受ける

各項目の詳細を見てみましょう。

ストレスの原因を取り除く

ストレスが溜まっていて食欲が出ない場合、ストレスの元になっている要因を取り除くことで対策を行います。

たとえば、引っ越しの直後から元気がないという場合であれば、前の家で使っていた毛布などを引き続き入れてあげてください。

また、お迎え直後の子犬であれば、母犬の臭いのするタオルなどをブリーダーに譲ってもらうのも良いでしょう。

何が原因でストレスを感じているのかを考え、様子を見ながら対策を施してみてください。

フードやおやつの与え方を工夫する

おやつの与えすぎでフードを食べなくなってしまった場合、与え方に改善が必要です。

おやつは、空腹時の胃腸の負担軽減やしつけのツールとして有用なものですが、与えすぎると偏食に育つこともあります。

おやつを与える際のポイントは、おやつの種類を選び適正量を知ることです。

基本的に、子犬のころは普段のフードを間食として与えれば事足ります。

嗜好性の高い商品はもう少し大きくなってから使ってみましょう。

おやつの適正量は、犬の消費カロリーから逆算して決定します。

たとえば、体重2kgの柴犬であれば、一日の消費カロリーはおおむね350kcal程度が平均的です。

おやつのカロリーは消費カロリーの一割から二割と言われているので、35kcalから70kcalが適正となります。

家族で子犬を飼っている場合、家族内でおやつの量を共有するのも重要です。

一日の適正量をオーバーしないよう注意しましょう。

判断が難しい場合は獣医師の診察を受ける

食欲不振の原因がわからない場合や、一週間以上長く続くときは、早めに獣医さんの診察を受けることをおすすめします。

成長期の長期間に渡る食欲不振は、愛犬の健全な成長に悪影響を及ぼすリスクがあるからです。

診察を受けて特に異常が見つからない場合も、健康診断をしてくれたり、飼育のアドバイスを受けることもできます。

無駄になることはありませんので、心配であればかかりつけの病院を受診しましょう。

まとめ

愛犬に食欲がないと、飼い主さんとしては非常に心配なところ。

しかし、必ずしも病気にかかっているとは限りませんので、まずは慌てずに愛犬の様子を注意深く観察してみましょう。

なお、以下のような状態が見られる場合、愛犬の体に何かしらの異常が発生していることも考えられます。

  • 急激な体重の増減がある
  • 糞に明らかな異常がある
  • 口の中や周囲に異常が見られる
  • 原因不明の食欲不振が長期間続く

このようなケースは、早めに獣医師の診察を受けることをおすすめします。

受診した方が良いか迷う場合でも、一度病院に電話して医師の判断を仰いでみましょう。

病気かどうかの判断は家庭では難しいケースもありますので「迷ったらまず相談してみる」と徹底すると、病気の早期発見に繋がります。

受診前は、今回紹介したチェックポイントを参考に、状態を整理してみてください。

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